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インナーに適している生地とは?素材の種類と機能について

下着に使われている素材とは.jpg

皆さまは毎日つけているインナーがどんな素材を使用しているかご存じですか? 直接肌に触れるものなので、こだわりを持って選んでいる方も結構多いのではないでしょうか。商品を作る上でも素材選びはとても大切な工程のひとつです。今回は一般的に使われている素材の簡単な説明から、HEAVEN Japanの製品で使用している素材までをご紹介します。



【目次】


■ 繊維の分類と生地の種類について

まず繊維の種類は、大きくは「天然繊維」「化学繊維」の2つに分けられます。天然繊維と科学繊維の違いは、出発原料がそもそも違うということです。また、繊維そのものの形状や性質が異なります。詳しくは以下の表をご覧ください。
生地詳細一覧.jpg

そして、上記の繊維を使用して作られるものが「生地」となります。
生地の作り方は大まかに2つの方法があり、ひとつが織り物、もうひとつが編み物です。
織り物は布帛(フハク)と呼ばれ、経糸と緯糸の2本の糸を使って織られます。布帛製品の代表的なものはシャツやジーンズなどが挙げられます。
それに対し、編み物はニットと呼ばれ、1本の糸で編まれます。伸縮性があり、体に馴染むことから幅広く愛され、下着にも多く使われています。
また編み物は緯編(ヨコアミ)と経編(タテアミ)に分類されます。

・緯編(ヨコアミ)
よこ方向から糸が供給されて、よこ方向に編目をつくっていく編み方をいいます。そのため、よこ方向の伸縮性が大きいという特性があります。欠点は、伝線が起こりやすいことです。緯編には、らせん状に連続したループによって円筒状の編地をつくる丸編と、平らな生地に編む横編とがあります。

・経編(タテアミ)
織物に必要なたて糸本数を並べて、一枚のシートに平行に引き揃えられたたて糸によって、たて方向に編目をつくっていく編み方です。緯編と比べて薄い生地が多く、毛羽のある紡績糸を編むのには適さないので、ほとんどは、長繊維を撚り合わせたフィラメント糸を使います。
経編には、トリコット、ラッセル、ミラニーズの三種類があります。中でも、衣料用としては、トリコットが最も多く、ランジェリーや、シャツなどに使われています。

■ HEAVEN Japanの商品に使われている素材

さて、それでは実際にHEAVEN Japanで使用している素材を、商品ごとに見ていきましょう。

・【パワーネット】・・・弾力性、伸縮性が非常によい
 脇肉キャッチャー他ブラやガードル、夜寄るブラで使用
脇肉キャッチャーコーラルピンク_2.jpg 夜寄るブラピンク_2.jpg

ブラジャーやガードルによく使用されているメッシュの生地です。 ポリウレタンにナイロンを巻いたものをメッシュ状に編みこんでいます。
生地の特長としては、伸縮性が特に大きく丈夫であることです。素材のポリウレタンもナイロンも合成繊維ですので、お肌の弱いかたにはチクチクするかもしれません。そんなときはTシャツやインナーの上からの着用をお勧めいたします。

弾力性とともに収縮力が強いため、バストやお肌を見た目よく、スッキリと引き締める働きがあります。 脇肉キャッチャーではバックベルトとサイドパネルに使用されていて、とても強力なパワーで背肉、脇肉を押さえてしっかりバストにお肉を集めてくれます。
夜寄るブラでは、肌触りの良いパワーネットを使用しています。パットも無いのに胸が寄せられるのは、パワーネットの生地のパワーのおかげです。


・【マイクロモダール(R)】・・とても柔らかい肌触りでやみつきになります
 もう離れ垂れへんブラの肌側やショーツで使用
ノンワイヤーブラ.jpg

マイクロモダール(R)とは、オーストリアのレンチング社が生産している改質レーヨンのことをいいます。ブナ材を原料としているセルロース繊維の一種になります。天然素材が原料のため、廃棄の際に有害物質などを出さない地球にやさしい繊維です。
モダールは合成繊維でありながら、シルクのようななめらかさと光沢があり、吸湿性と放湿性に優れています。また、とても柔らかい肌触りで、コットンの2倍柔らかさといわれています。

マイクロファイバー繊維をつかったマイクロモダールは、通常のモダールより繊維が細かくなり、生地もきめ細かな肌触りになっています。 もう離れ垂れへんブラの肌にあたる部分、ショーツはマイクロモダールを使用しています。軽くてなめらかな肌触りで快適に過ごしていただけますよ。
※レンチング モダール(R)は、レンチング社が生産・販売するモダール繊維の商標名です。


・【テンセル(R)】・・・柔らかく、涼しく、吸水性に優れたいいとこどりの素材感
 脇肉キャッチャースタンダードショーツに使用されている素材
脇肉キャッチャースタンダードショーツ.jpg

ヨーロッパで開発された新素材で、「精製セルロース繊維」とよばれる再生繊維の一種です。欧州での品質表示名は、「リヨセル(Lyocell)」ですが、商標はすべて「テンセル(Tencel)」に統一されています。
糸の表面が滑らかなのでソフトな風合いが出て、美しい光沢感があり、繊維がやわらかく、湿潤時でも強度が低下せず、吸湿性・速乾性に優れています。コットンよりも吸水性に優れ、シルクよりも柔らかく、そしてリネンよりも涼しいという特徴があり、いいとこどりの素材感です。
また、細菌の発生を抑えることができるので、ショーツに適しています。 脇肉キャッチャーのスタンダードショーツに使用していますが、生地の見た目も上質感があり、お客様からもご好評いただいております。
※テンセル(R)とは、 オーストリアのレンチング社が製造するリヨセル繊維の登録商標です。


・【トリスキン(R)】・・・ 別名は第二の皮膚
 OneLineシリーズ ウエストニッパー、ガードルで使用
OneLineシリーズガードル.jpg OneLineシリーズウエストニッパー.jpg

タテ・ヨコの伸縮性に優れた、ボディファッションのための上質素材です。 座る、かがむ、歩く、どんな動きにもぴったりフィットして、窮屈さを感じにくく着心地がとても快適。 薄くて、軽くてしなやかな肌触りでやさしいのに、美しいラインをつくるためのパワーもあります。 しなやかで滑りの良い素材感でアウターとの相性もよいです。
OneLineシリーズのウエストニッパー、ガードルの、程よいパワーでしっかり補整してくれるのに着脱しやすいという特徴は、このトリスキン(R)によるところが大きいと思います。 ぜひ実際に着用頂いて、滑らかで優しい肌触りを実感していただきたいです。
※トリスキン(R)は、ウラベ株式会社の特許取得商品です。 ※トリスキン(R)は、ウラベ株式会社の登録商標です。


・【2Wayトリコット】・・・ 体の動きについてくる快適なフィット感
 脇肉キャッチャーLIGHT Sweet Styleのブラ、ショーツに使用
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縦方向と横方向両方に伸びるトリコット編みの生地の総称です。本来は編み方に対する名称ですが、素材名的な使われ方をされています。
1方向への伸長は立体的に編んだポリエステル繊維が伸び縮みする事で、もう1方向の伸長はポリウレタン繊維(ゴム)がパンツのゴムのように伸び縮みする事で、2方向に伸縮する事が出来るようになっています。 2方向に伸びる事による、非常に柔らかく気持ちの良い肌触りが特徴です。
脇肉キャッチャーLIGHT Sweet Styleのブラとショーツに使用されています。窮屈感なく体の動きについてきて、楽な着用感を体現できているのはこの素材のおかげです。


・【不織布】・・・ バストをつぶさず柔らかな素材で胸の保形にはかかせない
 ブラジャーの中のカップ部分やパッドに使用
不織布.jpg

「織らない布状のもの」をいいます。 織物にも、編物にも属さず、繊維を糸にせずに繊維のままで布状にしたもので、高圧水流、あるいは熱や接着剤により繊維と繊維を絡み合わせて布状のシートになったものをいいます。ブラジャーの内側のカップなどに使用しています。


いかがでしたでしょうか?今回はインナーで使用されている一部の素材をご紹介させていただきました。
私自身も再確認しながらまとめましたのでよい機会になりました。 繊維は毎年いろんな種類が開発され、数限りなくあります。構成や加工の違いで特徴も違ってくるので、私たちも注意深く素材を選定して、いろいろ試しながら新商品開発に生かしていき、お客様にお届けしていきたいと思います。

文:石田千晶
編集:小西恵美


【参照元】 Botanic Fibers


商品企画部・石田千晶


HEAVEN Japan 商品企画部
《商品企画部期待のルーキー》

石田千晶


仕事と育児に奮闘中! ものつくりが好きで、趣味でアクセサリーを作っている。 自分の成長がお客様の喜びにつながると信じて、 日々勉強と業務に取り組み中。 お客さまに長く愛される商品を沢山お届けできるように願っている。

 
商品企画部・石田千晶 HEAVEN Japan 商品企画部
《商品企画部期待のルーキー》
石田千晶
 

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